目次
涎(よだれ・ヨダレ)
唾液の主な働き
- 消化の促進
- 消化酵素の作用:唾液には消化酵素であるアミラーゼ(プチアリン)が含まれており、これが食物中のデンプンを分解し、消化を始めます。
- 食物の湿潤:唾液によって食物が湿潤され、飲み込みやすくなります。これにより、消化器官への負担が軽減されます。
- 口腔の保護
- 潤滑作用:唾液が口腔内を潤滑に保つことで、口の中の粘膜が乾燥や摩擦から守られます。
- 抗菌作用:唾液にはリゾチームやラクトフェリンなどの抗菌成分が含まれており、口腔内の細菌の増殖を抑制します。
- 酸中和作用:唾液は口腔内のpHを中性に保ち、酸による歯のエナメル質の溶解(虫歯の原因)を防ぎます。
- 味覚のサポート
- 味物質の溶解:唾液は食物中の味物質を溶解し、味蕾(舌の上にある味を感じる器官)がそれを検出できるようにします。これにより、味覚が正常に機能します。
- 発声の助け
- 潤滑作用:唾液は口腔内や喉の潤滑を保つことで、発声や会話が滑らかに行えるようにします。
- 歯の保護
- 再石灰化:唾液中のカルシウムやリン酸イオンが歯の表面に供給されることで、エナメル質の再石灰化を促進し、歯を強化します。
- 物理的洗浄:唾液が食物の残りや細菌を洗い流し、歯垢の形成を抑えます。
唾液の成分
唾液は約99.5%が水分で、残りの0.5%が酵素、電解質、粘液、抗菌成分などで構成されています。主な成分とその役割は以下の通りです。
- アミラーゼ:デンプンをマルトースに分解する消化酵素。
- ムチン:唾液の粘性を高め、潤滑作用を持つ。
- リゾチーム:細菌の細胞壁を破壊する抗菌酵素。
- ラクトフェリン:鉄と結合して細菌の増殖を抑えるタンパク質。
- 免疫グロブリンA(IgA):免疫機能を持ち、感染防御に寄与する抗体。
唾液の分泌量と調整
通常、成人では1日に約1~1.5リットルの唾液が分泌されます。唾液の分泌は自律神経系によって調整されており、食物の視覚、嗅覚、味覚の刺激や、咀嚼によって促進されます。ストレスや緊張、不安などが唾液の分泌量に影響を与えることもあります。
唾液分泌の減少とその影響
唾液分泌が減少すると、以下のような問題が発生することがあります。
- 口腔乾燥症(ドライマウス):口の中が乾燥し、痛みや不快感が生じる。
- 虫歯や歯周病のリスク増加:唾液の抗菌作用や再石灰化作用が弱まるため。
- 味覚障害:唾液の不足により味物質が溶解しにくくなり、味覚が低下する。
唾液は、消化、口腔内の健康維持、味覚のサポートなど、私たちの健康と生活の質に欠かせない重要な役割を果たしています。

よだれえっち ぴーす!|毒でんぱ

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