目次
「汗だくで髪を結ぶ→腋があらわになる」
誰もいないと思って入った教室に、
彼女はいた。
窓際で、制服のシャツが背中に貼りつくほど汗をかいたまま、
髪を束ねようとしていた。
腕を上げた瞬間——
脇が、スッと露わになる。
汗に濡れた肌が、陽に光ってた。
細い腕、やわらかそうなライン、首筋に沿う髪の毛。
ドキッとした。
……やばいと思ったのに、目が離せなかった。
「……え、見てた?」
彼女が振り返る。
頬は赤くて、息も少し荒れてて、
だけど目は、ちゃんと俺を捉えてた。
「恥ずかしいから、あんま見んなよ」
そう言いつつも、
髪を結ぶ手は止めないまま、
その腋はまだ、こちらに向けられていた。
もしかして、
あれは、
見せてくれてた——?
なんて、思った俺はもう、
きっと手遅れだったんだと思う。
★PickUp

















