クジラックスという作家｜Who Is Kujirax?
クジラックスは2000年代から活動している漫画家／同人作家。
同人誌で名を広めつつ、商業誌での連載経験もあり、「かわいい絵柄」と「不穏なテーマ」を組み合わせる独自の作風で知られている。
その線は丸く柔らかい。萌え系の表情で笑わせつつ、気づけば現実味を帯びた重い展開へと滑り込ませる。
この“可愛さと背徳のギャップ”こそが、クジラックス作品全体に通じる代名詞だ。
Jujirax is a manga artist/doujin creator active since the 2000s. Known for combining cute art with disturbing, taboo themes, he has worked in both doujin and commercial publishing. His trademark lies in the contrast between charming lines and unsettling narratives.
※画像は当HPオリジナルのものでありクジラックス先生とは関係ありません。
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『がいがぁかうんたぁ』の登場｜The Arrival of Gaiga Counter
2013年、クジラックスは同人誌『がいがぁかうんたぁ』を発表。
同年には続編『がいがぁかうんたぁ2』も刊行され、短期間でシリーズとして定着した。
この作品は、可愛い線で描かれたキャラクターたちと、背徳的で不穏な展開との落差が最大の特徴。
読者は「軽快に読める」と思った矢先に、急に突きつけられる重たい描写に息をのむ。
First published in 2013 as a doujinshi, Gaiga Counter quickly gained notoriety, followed by its sequel Gaiga Counter 2. Its charm lies in the cute art style clashing with taboo, unsettling developments.
※画像は当HPオリジナルのものであり『がいがぁかうんたぁ』とは関係ありません。
※画像は当HPオリジナルのものであり『がいがぁかうんたぁ』とは関係ありません。
※画像は当HPオリジナルのものであり『がいがぁかうんたぁ』とは関係ありません。
伝説と呼ばれる理由｜Why It Became a Legend
- 表現の踏み込み：商業誌では難しい題材を同人ならではの自由度で描き切った。
- ギャップの衝撃：可愛い絵柄と重い内容のコントラストが鮮烈だった。
- ネット時代の拡散力：作品断片や感想がSNSや掲示板で共有され続けた。
こうした要素が重なり、『がいがぁかうんたぁ』は単なる一冊の同人誌ではなく、“名指しで語られる作品”として定着した。
It became legendary because it dared to go where commercial works couldn’t, shocked readers with its contrast, and spread rapidly online, ensuring its place as a cultural touchstone.
社会的論争と模倣事件｜Controversy and Copycat Crimes
後年、クジラックス作品は現実の事件で「模倣されたのでは」と報道に取り上げられた。
ただし、もちろん責任はあくまで加害者にあり、作品や作者が悪いとされたわけではない。
フィクションと現実を混同して規制を叫ぶことは、表現の自由を脅かす危うい姿勢にほかならない。
この件はむしろ「フィクションの影響力の大きさ」を浮き彫りにした出来事といえる。
Some later real-world crimes were reported as “copycatting” Kujirax’s works. Importantly, responsibility lay solely with the perpetrators—not the manga. Attempts to conflate fiction with crime risk undermining freedom of expression.
現在の入手状況｜Availability Today
『がいがぁかうんたぁ』は現在も電子書籍として購入可能である。
特に FANZA や DLsite といった成年向け同人流通の大手サイトで販売されており、合法的に手に入る。
つまり“過去の問題作”ではなく、いまも現役で読める作品なのだ。
Gaiga Counter is still available as a digital release today.
It is sold legally on major adult doujin platforms such as FANZA and DLsite, ensuring that it isn’t just a “past controversy” but a work still readable in the present.
がいがぁかうんたぁ～お留守番少女の身におきた一部始終～ 1巻
がいがぁかうんたぁ～お留守番少女の身におきた一部始終～ 2巻
『クジラックス』の同人作品【2025年最新】｜男性向け｜FANZA同人
同人文化の中での位置づけ｜Place in Doujin Culture
2010年代の同人市場は、商業誌では描けないテーマに挑戦する場だった。
『がいがぁかうんたぁ』はその象徴的存在であり、同人誌の自由さ・作家の個性・ネット時代の拡散力が噛み合った結果、10年経っても語り継がれる作品となっている。
The 2010s doujin scene was a space for experimentation beyond commercial limits. Gaiga Counter exemplified this, blending creative freedom, individual expression, and internet virality to remain discussed even a decade later.
クジラックスの『がいがぁかうんたぁ』（2013）は、可愛い絵柄と不穏な展開のギャップで読者を揺さぶり、模倣事件をめぐる社会的議論の象徴ともなった。
しかしその根底にあるのは、フィクションの自由と、表現が人に与える強烈な力だ。
そしてこの作品は、いまも電子書籍を通じて読める“現在進行形の伝説”である。
Kujirax’s Gaiga Counter (2013) remains a powerful work that unsettles through contrast, sparked societal debate, and continues to embody the freedom and impact of fiction—still accessible today.
がいがぁかうんたぁ～お留守番少女の身におきた一部始終～ 1巻
がいがぁかうんたぁ～お留守番少女の身におきた一部始終～ 1巻
がいがぁかうんたぁ～お留守番少女の身におきた一部始終～ 2巻
